裁判所へ行ってみよう!(壱)

北海道の東側からも鳥インフルエンザが検出された本日、札幌では気象庁の発表通り

ファンヒーターの前に居る時の様な、不快な熱い風が吹きつけた。

4月の始めには雪が降ったというのに、全く地球は大変な事になっているようだ。



楽しく怠惰な連休も折り返し点、朝、目覚めてすぐ強力粉をボールに出した。

もう材料を一切計量することなく、ベーグルを焼ける様になったので一気に仕込む。

二次発酵までスピーディーに済ませ、お出かけの準備。

『平日にしか出来ない、普段の生活ではまず目の当たりにする機会がない場所』へ相方と向かうのだ


Let's go to the 札幌高等裁判所



 



そう本日の企画は、巷で密かな人気を呼んでいる“裁判の傍聴”である



うちから3km程の場所に裁判所があり、いつも横を通る度「もしも裁判員に選ばれたら

どうしようかなぁ。ドロドロの殺人現場の写真とか見せられ、夢でうなされたりするのかなぁ」などと

“法廷と審議”いうものに、ずっと妄想を膨らませていたので、実際に裁判所に足を踏み入れ

人間のドラマを目の当たりにする事が、まるで非現実のテレビの世界に感じられた



 



裁判所の中に入り、警備のおじさんに「傍聴するには何か手続きは必要ですか?」と尋ねてみる

「いえ、傍聴券が必要な裁判以外は、どの審議も自由に傍聴できます。今日は全て自由に傍聴できます」

「開廷前に入室していないと傍聴できないのですか?」

「入室も退室も、いつでも自由にできます。静かに入退室してくださいね」との事だった



掲示してある刑事裁判の内容と、開廷の時刻を調べて今日の傍聴をどの件にするか

相方と相談。民事はやめて、全て刑事裁判を傍聴することに決めた。

刑事裁判は、一般の人が傍聴しても解りやすいという。

民事は専門的で個人的で解りにくく、傍聴人も関係者ばかりで

知らない人が入っていくと、弱冠その場から浮いてしまうと聞いたからだ。