テレビ。
2週間ほど前から、寝る部屋にあるテレビの画面が消える様になった。
点け始めは普通に映っているのだが、何分か経つと画面が徐々に暗くなっていき、暗転。
いつも温かい居間にいる私にはあまり関係ないお話なのだが、相方が「画面が見えない」と訴え続ける。
「どうせ布団に入ったらすぐ寝るんだから音だけで充分」「ラジオだと思えばいい」と
ずっと知らんぷりをしていたのだが「ラジオだと聞いていて情景が解るけど、テレビだと
音だけでは、番組内で一体なにが起きているのかさっぱり解らない」
「画面点くヤツ買って。ブラウン管テレビ買って(←アンチ液晶派)」と
毎日毎日、念仏の様に唱えられ一考。
「ブラウン管テレビを捨て、再びブラウン管テレビを買う気なら、まず直してみてもらおう」と
街の家電修理屋さんを呼んだ。
うちのテレビは94年製。バブル期のものなのに安っちいもので、当時ダイエーが展開した
家電ブランド「COLTINA」。商品の側にだけ「コルティナ」という名前をつけて
中身は、海外の安い電化製品の機械部分を使用した商品である。
ちなみに、私の携帯電話に入っているテレビリモコンのアプリケーションにも
「COLTINA」はちゃんと存在するのだが、何故か利かなかった
修理屋さんがテレビの箱部を開けると「基盤のハンダがすこし浮いている所がありますね」と言った
思ったより、ずいぶん小さいく粗末な基盤部↓
うちのテレビの中身には「SAMSUNG(サムスン)」と書かれてあった
韓国のメーカーでちょっと有名な電器メーカーだ。
携帯のリモコンアプリを「サムスン」に設定して使うと反応した。
そうか、サムスンだったのか。韓国製もけっこう長い事劣化せず、頑丈なんだなぁと思った
浮いているハンダを剥がし、片っ端から古いハンダ部分を付け直してくれた。
「テレビつけてみましょうか」と、スイッチおん!!
点いた!!ばっちり綺麗
本当に魔法のハンダ小手だよなぁ…と思っていた時に、修理のお兄さんがポツリ
「大きさの割に、中身が…部品がずいぶん少ないテレビですね」
少機能、それが安さの秘訣?
いやいや、これが壊れない・壊れてもすぐ直る長持ちテレビの秘訣なのだ。