深夜の訪問者。

テレビが生き返り、やれやれ一安心。

「ピンポーン、ピンポーン」深夜にインターホン
ビックリして見にいくと、部屋の扉ではなく
オートロックの方からの呼出し音だった

時間は深夜2時40分。一体、誰?

親か姉がたまたま来た、もしくは誰かにウチの前で解放されたとして
深夜、電話もかけずに玄関のベルを鳴らすか?

いや、鳴らすまい。
というか、部屋番号が解らないので、多分オートロック側から
ベルは鳴らせないだろう

では、誰?部屋番号の押し間違いか?
強盗や泥棒が中の様子をうかがうため?NHKの集金?
朝日新聞の勧誘?宅配便?見ず知らずの人?
そんな事を考えている間も、インターホンのベルは鳴り続ける。

とりあえず爆睡中の相方を起こす。

み「オートロック側のインターホンが鳴ってる」
相「え?誰?」
み「気持ち悪いから受話器取ってないのでわかんない」
相「今、何時?」
み「まだ2時40分」
相「えぇぇ?それにしては外が明るすぎない??」
 ↑(寝ぼけているので外玄関の明かりまでが、
   不可思議な現象に思えた様子)
み「…あぁ、いつもこうだよ」

なんだか恐いので、二人で不必要に声を潜め
鳴り続けるインターホンをただ見つめていた
そのうち呼び出し音が鳴らなくなった。

「せっかく気持ち良く寝てたのにねぇ」と
相方は再度、寝に入った。

一体、誰だったのだろう?
携帯も鍵も持たずに飲みに行ったお父さんが、
酔っぱらって帰ってきて
うっかり部屋番号を押し間違ったのならいいのだけれど。

もし、ピンポンを押していたのが…

1.強盗や泥棒の場合 = 居ないと思ってこれから侵入しにくる可能性

2.NHKの集金、朝日新聞の勧誘の場合 = こんな時間に来る人は危ない人の可能性

3.「宅配便です」と名乗った場合 = ありがちな犯罪スタートの口上

4.見ず知らずの人の場合 = すごく助けを求めている人の可能性

上記の私の妄想の中で、4番が最高に恐ろしく、
想像するだけで泣きそうだった。
知らない部屋に、こんな時間に助けを求めるという事は、
その人は相当なピンチな状態で、もうなんか、全身血みどろになって
インターホンの受話器を上げた瞬間に「た・す・け・て……」なんて
断末魔が聞こえてきたらどうしよう……

そして、朝イチですごいざんさつしたいが玄関に倒れていたら………

ま、そうであっても、一番で見つけるのは8時に家を出るあたしじゃないから
いいや、という事にしよう。

ああよかった。