トルコ パムッカレ〜コンヤ編 その4

晩ご飯後、間もなくメヴラーナ教団の『セマー』という
グルグル回って瞑そうする舞踏を、見に行くことになっていた。
グルグル回って忘我の境地に達し、神と合一化するとか
(三半規管、耳穴からチュルンと出るね)

ツアー参加者全員、近くの別のホテルへ歩いて移動
ガイドさんから「神聖な儀式なのでフラッシュ撮影禁止、拍手禁止、黙って見る」と
注意をうけ、連れて行かれた場所は、室内プール。薄暗い。

何故?
何故プール?

どうも、催し物が出来る広い場所が無く、このホテルのプールサイド
(それだって、たいして広くない)で踊る手筈になったようだ。
もちろんプールには水が張られていて、空気もぬるく、湿度は80%を
越えていそうだった。

輪に並べられた椅子の真ん中で、トルコの楽器を3人が奏で、
コーランの如く長く揺らめくように唄う

1曲唄った後、長帽子白スカートのお兄さん達が登場、不思議な姿勢でグルグル回り始めた

「(すごいなー、すごい勢いで回ってる…)」でも喋ってはいけない

5分後「……グー」

イメージ画像↓


話によると、ずいぶん長い間回っていたそうで、寝ずに見ていた人はすごく驚いていたが
私は神と合一していたので、全然知らない(だから写真を一枚も写していない)

相方は「せっかく神聖に回ってたのに、ひどい人だ。みんな寝ないように我慢してる中
君は、遠慮無く本気寝だったよ」と大笑い

楽しい夜だ

教団創始ジェラ−ルッディン・ルーミーの詩をひとつ。


『メヴラーナの7つのアドバイス

人助けや奉仕の心は、惜しむことなく、流れる川のように
情け深さと優しさは、太陽のように
他人の落ち度や秘密には、夜のように
苛立ちや怒りには、死人のように
慎み深さは、大地のように
寛大な心は、海のように
自分らしく生きるか、さもなければ、外見通りの人間になりなさい