お誕生日会
ルークが、渋々私の腹から出てきてから一年経った。
世に言う「一歳のお誕生日」である。
友達や母方の親戚、うちの親や姉からも沢山ご馳走とプレゼントをもらった。
相方からは「ピタゴラ装置DVD」をプレゼント(主に大人が見入ってしまう)
うちは狭いので、実家で誕生日パーティーをひらいてもらった。
「1」のロウソクが立つケーキ。
「フーしなさい、フー」「触っていいのか?」「熱いって」
一歳の誕生日には“一生食べ物に困らないように”と一升の餅米で作った“一升餅”を
背負わせるそうだが、餅は好きじゃないので(←去年の鏡餅がまだ玄関にある程)“一升パン”を
オーダーして、背負わせる事にした。
左は一升フランスパン、右は一升メロンパン
一生、メロンパンとフランスパンに困らない生活……(憧)
早速、メロンパンを背負わせる。左で喜んで支えているのはうちの母
「ほーら、亀さんw」
「じゃぁ今度はフランスパンを背負おうね」「やだよー、もうたべたいよぉ」
一升フランスパンを背負い、一升メロンパンを食う男。
(後ろのマスクマンはうちの父)
「うんんめぇぇぇ!!とうちゃん、うめーよこれ!!!」
あまりの空腹に巨大なパンをがっついた後、ご馳走を食べ、そして“未来占い”
いろんなものを並べて、どれをとるかで将来を占うという、至極簡単な占いだ。
主に姉のものなのだが、“ウクレレ、クレヨン、薬、ソロバン、うちの母の財布、筆、
豆パン、定規、演劇の台本、サッカーボール”
「演劇の台本とか、金にならないのはとるなよ」と祈りつつ、ルークが脇目もふらず
手にした物は、うちの母の財布。
「嗚呼、ニートにだけはならないで下さい」