買い替え時が買い替え時

ブラウン管テレビの解体作業で大忙し』という記事を新聞で読んだ。
地デジ化を機に、薄型テレビに買い替える家が急増しているからだそうだ。

折しも、相方に後輩から「46型のテレビに買い替えました」というメールが届いたばかりである。
14型のテレビデオからの買い替えという事なので、小躍りしているのが、容易に目に浮かぶ。

うちには24型のテレビが2台ある。

携帯のテレビもカーナビのテレビもデジタル化しているのに(カーナビに於てはフルセグ)
部屋にあるテレビは、完全アナログ化推進である。アンチデジタル派、とでもいおうか。

完全デジタル化の日が過ぎても、アナログ放送は完全に止める事が出来ないかもしれないし、
万一放送が止まったとしても、チューナー付きのBlu-rayを買っちゃうので、テレビは買い替える必要がない。

冷蔵庫のように、大きい新型に買い替えると、消費電力が下がるなら、喜んでテレビも買い替えるが
この小さなテレビに比べ、大型で薄型のテレビの消費電力は家計に響くほど大きい。
買いたいのは液晶ではなくプラズマテレビなので、消費電力の小さな控え目なサイズはない。

ちなみに、札幌圏の某有線&有料アナログ放送は八月末で終了したとあるが、正直全然そうでもない
(詳しく書くのはやめておこう)

ルークがまだ腹に居た頃、プラズマテレビを買おうとした日が一度だけあった。
理由は、なんとなく買いたい日だったから、だ。
家電芸人の徳井の名言“テレビは買いたい時が買い替え時”そのもの心理だった。

二時間程度で商品リサーチ(機能、サイズ、実売価格、不具合情報)を終え、購入商品を決定。

メールで「テレビ買います」と連絡した所、相方や後輩が慌てたらしく
「ちょっと待った方がいい」「あれがこうだからこっちの商品の方が」「もうすこし考えて」などと言い始めた。

元々、行く手を遮られるのが大嫌いな性分である。

たかだか十万、二十万の買い物でガタガタ抜かしやがって・・・、と妊娠後期で全ての物事に肝が据わっていた私の
滅多にやってこないテレビの買い替え時は、あっという間に去ってしまった。

以来、薄くて横長のテレビを見ても、二度と買い替え時がやってくることは無くなってしまった。

つまんないので、次回何か家電購入を思い付いたら、仕事中の相方でなく、2ちゃんねるに相談して買おうと
心に誓うのだった。