パンを焼く。
ルークはパン好きだ。
一歳の誕生日には、一升餅ではなく『一升パン』を背負わせようと思う。
幸い、快く引き受けてくれるトンチの利いたパン屋さんも見つけたので
11月に入ったら、細かい打ち合わせをすることになった。
先日、泣いて仕方ないので、小腹を満足させるため相方にルークの好きなブドウを
食べさせる様指示。すると三粒食べて‘キエーっ!’と怒り、泣いて怒って大変
になった。
ご機嫌を取り戻すべく、床に絵本を広げ「好きなの選んだら読むよ」と選ばせたら
他の本をかき分け、これを取り出した
ぱんだいすき
パン屋でパンを買う本だが人物は出ず、パンの絵しか描かれていない
絵本というより、メニューの様な本である。
ルークはおもむろに食パンのページを開くと、口を開けて本に向かって
前のめりに倒れた。「俺はこれをたべる」という事を言わんが為、絵本を開かせたらしい。
「食パンが食べたいの?」とパンをとってきて渡すと、両手でつかみ
すごい勢いでガツガツと食べ始めた。食パンの耳までがっついて食べた。
何度も言うが、生後十ヶ月、歯は6本だけである。
そんなパン好きと、パンを作る事にした。
こねてくれるのは良いが、生粉の生地を食べようとするのはやめてほしい。
オーブンの発酵モードで二次発酵まで終え、食パン風に枠にいれて焼く。
とれたてトウモロコシとフレークの入ったコーンパンの完成!
どれどれ、味見っと。
けっこういけるわ、食べてみる?
次回は豆パンを沢山つくろう!