ゲンナリの事。

先日、家の置き電話に留守電。
クラブツーリズムでございます、先日お申し込み頂きました
ポーランドツアーが不催行になりましたので…」

あんなに楽しみにしていたのポーランドへのツアーが、不催行
いや、“今年もまた”不催行になった
大変やさぐれた気持ちになったので、家の中でふてくされて横になってみたり
ビールを一缶飲んでみたり、暴飲暴食してみたり、いろんな事をしてみた。

思いの外、相方もがっかりしていたようで、不催行を告げる電話があった事を
メールで伝えると、ゲンナリした状態で帰宅し、飯を喰ったあとは
ずっとパソコンの前に何時間も座り込んで、代替ツアーの検索に没頭していた。
この人が、こんなに沢山の情報を調べまくる事は大変珍しい。
ポーランド行きが無くなれば「もう知らん、ポーランドに行きたいんだ」と
代替の旅行すら断りそうな勢いで、床にひっくりかえっていた私を見て
危険を察知したに違いない。

当初、ポーランドツアーより先に彼が目を付けていた“ユーラシア大陸の東端
ポルトガル”のツアーは、ポーランド同様に参加人数不足で不催行になり
フランスとスイス、オランダ・ベルギーのツアーを探し出して私に提示。
「フランスはモンサンミッシェル行かないなら、ちょっとあれかなぁ…
オランダはおもしろくないよ、ベルギーはブルージュに泊まりたいけど…
ブリュッセルに連泊って、あそこそんなに楽しい街じゃないよなぁ」
ポーランドが目の前から消えた全身ガッカリだけの私は、いまひとつ浮かない返答をし
種子島とか宮古島とか、沖ノ鳥島とか父島とかでも行く?」と投げやりな
発言をしてみた。

すっかりやる気を失った私を見て、彼は特に私にうかがいを立てる事もなく
黙々と検索し続けた。

相方は「ベルギーは、ビールがものスゴイ豊富に揃っていて、いろんな味のビールが
あって、あそこは世界で一番ビールがすごい国だよ」と言った私の言葉に
すっかりベルギーに気持ちが傾いていたようだった。

ベネルクス三国のうち、ルクセンブルグは行った事がないので
そちらの方にはちょっと行ってみたい。
地味に、ルーマニアブルガリアは私も相方も足を踏み入れてみたい国であるが
日本ではマイナーなので、ポーランドよりももっとツアーがない。
嗚呼、冬はマチュピチュ高いしなぁ…ドバイいってもしゃーないし。

いずれにせよ、ポーランドがまた遠くなり、大変ゲンナリの事である。