ドミニカ料理

マンションも一軒家もギューギューに建ち並ぶ住宅街に、ポツンとあるオアシスみたいなお店だ。



もっとブラブラしていたら、以前「こびとのレストラン」と呼んでいたイタリアレストランが

すっかり違う飲食店に、かわっていたのに気付いた。



※こびとのレストラン=高級なのかケチなのか女性向けなのか、内容量が少なくてそうネーミング。

 コーヒーまで超ミニマムで、後輩が「コーヒーまでこんなに小さい…」と驚いていたが、それは

 『カフェオレ』と『エスプレッソ』を間違って頼んでいた事が判明。



こびとのレストランは「Pa' Mi Casa」という、ドミニカ料理のお店になっていた


※ 現在は伏見から移転したので2011年5月現在の情報はこちら↓
  



場所: 北海道札幌市北区北16条西4丁目2-30

定休日:日曜日

営業時間:[月・木〜土] 11:00〜22:00
     [火・水] 11:00〜15:00
ランチ営業


以前、三笠市に「道内で唯一のドミニカ料理の店」として『おにぎりあたためますか

大泉洋らが出演する深夜番組)で紹介されていたお店だ。シェフはドミニカの黒人青年だったはず。

結構有名なお店なのに、うちの近所に移転してきてくれたのか。



そういえば、3日前突然「青いバナナを調理すると、芋に似てるって本当なのか?」という

疑問が頭をうずまき、ずっと食べてみたくて仕方なかったのを思い出した。

この店の入り口に貼ってあったメニューに、バナナの揚げた物とおぼしき写真があり

「これだ!!このメニューを食えという事だったのか!!」と、ビビっときた。



正直「ドミニカって何処?」と思いつつ相方に電話。丁度お腹も空いていて、謎の外国の食べ物に

目を輝かせた相方は「食べに行こう」

お店へ入ると、シェフが1人で切り盛りしているようだった。(子供3人じゃ妻は働けんよな)

ドミニカで撮った写真のアルバムがあったので、見せてもらった。

緑が多く、人々がいきいきと楽しそうにしている国、という印象をもった。

食べ物は煮物が中心で、カレーのような辛い料理は食べないそうだ。



相方が頼んだドミニカ定食。鳥の煮込み料理

 



とても良い香りのする料理で、相方絶賛。豆スープもついていて美味



これが私がどうしても食べたかった「揚げバナナ」

 



ご飯やパンみたいに食べる。素揚げなだけなのに、すっっっっっっごく旨い。

よく知ってるバナナのにおいや甘味は無く、非常に香ばしく味はフライドポテト。

美味しくて、いくらでも食べられる。



私が頼んだスープ(勿論辛くない)煮込んだ大きな厚切りの豚肉と鶏肉、里芋(ヤムイモ?)

長芋(キャッサバだと思う)が入っている。油っこくなくブーケガルニの様な香りがする

 



食べている最中、お客さんが1組入ってきたようだった。

シェフが「いらっしゃいませ」ではなく「観光ですか?」と言ったので、不思議に思い

振り向くと、そこには若いインド人男性と、サリーを着た女性が立っていて、手に日本語の

「市電・ロープウェーマップ」を握りしめ「ロープウェー……」を繰り返す。

外には仲間と思しき白人男女3名連れも居て、全員日本語は解らないようだ。



公用語スペイン語と日本語は話せるが、英語が苦手なシェフは黙ってしまい

シーンとなった。私は「sightseeing?」と訊き「YES」と答えたので

外へ出て「Come,Come」と手招きして、完全に日本語と解りやすいボディーランゲージで

「ここをこう真っ直ぐ行って、すぐ右にこーんな建物がでてきますから」と

説明してあげた



その頃、店の中では、ドミニカ人のシェフが「大丈夫かなぁ、彼女は英語話せるんですか?」と

私の心配をしてくれていたらしい。相方は「え?いや全然。」と答えて更に心配させていたようだ



一瞬だけ、そこはいろんな国になった

知らない外国から、どこでもドアを開けられた方は

きっとこんな感じに違いない