落花生は豆かどうか。

金曜、会社で豆まきがあった。

毎年、うちの会社では節分に、会社役員と年男&年女が社内を豆まき巡回するしきたりがある。
役員以外は、12年に1度しか豆をまく機会はやってこない。

「当社はじまって以来の女性社員2度目」という、
非常に嫌な肩書きを背負い、12年に1度の豆まき業に
参加する羽目になった。

前回豆をまいたのが入社4年目=小学6年生12歳の頃だったので、
今年は24歳だ。
(もうこの計算も面倒になってきたなぁとシミジミ思う)

さて、荷台に乗ったドナドナ仔牛の様な気持ちで、豆まきに参加したものの
うちの会社は子年の人間が妙に多く、「あらあら年女かぁ、12歳か?」
「いやいや、年女になったのかぁ、いやぁこらまいったなぁ」(←えっ?それがなにか?)
おじさん、おにいさんが勢揃い、神棚前に全員集合した段階で
修学旅行前のようにワイワイ。

予想外にテンションは上がり、なんだかウキウキと豆まき人魂に
火がついてしまった。

最近は皆偉くなったせいか、年を取ったせいか以前の様に豆をまかない。
「はい、福は内」とかいいながら、そっと落花生を机の上に置いてまわるのだ。
しかしわたしは“昔のようにアグレッシブに投げよう”心に誓った。
これは12年に1度のラッキー、12年に1度の大無礼講だ(←少し違う)

落花生をつかみ、偉い人にも恐い人にも、もう手当たり次第に「鬼は外!!」と
投げつけ、すごく忙しそうな人と、いいことがなさそうな顔の人には
「福は内」とにっこり豆を渡した。
投げつけられた人達は、皆「うわぁ、やられたぁぁ」と笑ってやられてくれて
いつも恐れられているオジさんも、(幸い)投げた豆がひょっこりポケットに入り
大笑いだった。(笑いの神様ありがとう)

4階から1階まで豆をぶつけ続け、終わって気づくと汗が流れ息が切れていた。
どんだけ運動不足やねん? さすが24歳は違うね。