クライマックスシリーズ、番外編(前編)

明日18日は、最終戦
ダルビッシュと成瀬のエース一騎打ちである。

昨日、投手マイケルが出てきて一気に惨敗。
9回表で相方をドームに残し、一人駐車場へ。
雨の中、独り歩いて決めた事「最終日の試合は観るのをやめよう。
チケットは仲のいい先輩にゆずることにしよう」
遅れて戻ってきた相方は、それを聞いて「なんで!?」とビックリ。
そしてそのあと、彼は私の言った事になんとなく納得したのである。

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15日、日ハムが勝ちワイワイ陽気に歩いて帰っていた時の事だ。
相方は言った。「明日は紙テープ買わなきゃ。会社帰りに買ってこられる?」
私は何の事なのか全く解らず「何の紙テープ?(湿布でも貼るのか?)」
「去年、優勝した時に投げたでしょ?あれ。」
ああ、そうか、優勝するなら必要だな
「そーだねー、イトーヨーカドーに専用の出店出てるかねぇ」と
全くパッとしない返答をした

帰宅し食事をした後、「紙テープ、会社帰りに買う時間ある?」と相方
「何のテープ?」「投げる…」「あぁ?…ああ、優勝した時のテープね」
「買える?」「……(←ボンヤリしてた)」

寝る前、「紙テープの事だけど……」相方は私の反応があまりに悪いので
ずいぶん心配していた様子
「紙テープ?って何?」
「(同じ試合に行く同じ会社の)他の人に頼んで買ってもらうとかはどう?」
私がイマイチの芳しい返答をしないのは、買うのが億劫なのかも…と相方は推測したのか
他の人に購入を頼む提案だった
「ああ、そのテープの事ね。あの人ヨーカドーとは方向が違うんじゃないかな」

朝、出勤前もそんな質問があったろうか
そのたびに「テープ?」ぼんやりした返答をしていた

そして出勤
終業後、ドーム付近まで車に乗せてもらう人が「今日も行くんでしょ?乗ってく?」と聞きに来た。
「うぅーん……」
(なんだろう……いつも通り車に乗せてもらってはいけないような気がするけど
なんで乗ってっちゃいけないんだっけ?雨が降ってるから車に乗りたいけど…)