トルコ カッパドキア〜イスタンブール編 その1

病院のベットの様なホテルの部屋から、寒い早朝窓を開けて外を見ると
カッパドキアの奇岩を、空から見ようというこの地方で有名な『気球ツアー』の
バルーンを見る事ができた。
うちのツアーからも、オプショナルで参加出来たのだけれど
朝は眠いし寒いし(当日は小雨まじり)やめた

朝食の時間には、空がバルーンだらけになってきれいだった。
1時間は飛行していて、沢山の気球が、山の方から街のこちら側まで
飛んでくるので、レストランで見ているこちらものんびり楽しい

今日は、飛行機でイスタンブールに戻る日だ
朝のニュース番組で(←トルコで毎朝見てたニュース番組。勿論トルコ語なので
内容はさっぱり解らない)イスタンブールでは、選挙に対するデモが起きていて
機動隊なんかもでてて、結構大変な事になってるっぽかった。まぁいいや

出発までに時間があったので、スーツケースの整理を始めた
たいしてお土産買ってないのに、随分重たいなぁ…と思ったら、出発前に日本で
「トルコで腹痛になったらどうしよう」と購入していった『梅がゆ』が不必要に重いと
発覚した。ホテルの枕銭2ドルと共に、お粥パックを全部放置してくる事にした

「親愛なるベットメイクさん

  こんにちは これはあなたへのプレゼントです
  これは、日本の酸っぱい梅のライススープです
  食べた事はありますか?もらってください

        旅行者より」

英語とトルコ語の混じったデタラメな手紙を添えた
しかも“酸っぱい梅のライススープ”って…
捨てられたろうか、それとも食べてもらえただろうか?
シルクロード最果ての地で、ホテルの遺失物としてお粥が届けられてたら
かなり恥ずかしい

気球ツアーに参加してきた人達も帰ってきて、バスで名物岩巡り開始

ラクダに似ている『ラクダ岩』

上方の灰色のゴロンとした部分が岩、下方の棒状の部分が軽石で出来ている

これも上方が大きな石、本体の方が軽石

そして一番有名な奇岩『キノコ岩』

“上に岩、下に軽石”というこの地方独特の巨岩は、
火山が噴火し飛び出した岩の下に溶岩が流れ、急速に冷えて軽石が出来る。
軽石の層の上、岩がゴロゴロと乗っている形になり長い時間をかけて、
軽石の部分は雨による浸食で流れて無くなり、岩の乗ってる部分の軽石
まるで“岩の傘”を被っているかように雨を避け、水に浸食されずに残る
こうして、岩の帽子を被ったキノコ形になるらしい

しかし、絵的アレだな
ここ撮った写真は、笑いがとれる。