会社は休みだ、GO!シリーズ(最終日)

ママと行こう日帰り温泉ツアー最終日、姉の参加で遠出する事になった。

JR北海道のお得きっぷ「一日散歩きっぷ【道央圏用】」を3人で購入。

札幌から室蘭、長万部新十津川富良野・美瑛、様似まで、1日間自由に普通・快速列車に

乗る事が出来る。2040円なのでハンパなくお得なのである。



姉が一日散歩きっぷで遊ぶための本を購入した。

それに沿って旅するかと思いきや、行きたい所だけいきあたりばったりで行こうという事に決定。



登別まで行って、マリンパークニクス(水族館)でもまったり見てこようか、と姉は考えていた。

しかし、温泉巡りを一週間続けた私と母が目指すは、一路「登別温泉



札幌駅から苫小牧で乗り換えなければならない。

1時間に1本程度しか出ていなくて、8時半過ぎに着いた頃には1時間後にしか列車が無かった



駅改札にいるお姉さんに「苫小牧に行きたいのですが、次の列車は1時間後ですか?」と尋ねてみると

スゴイ早さで時刻表をめくり「まもなく発車する千歳空港行き【快速エアポート】に乗って

北広島駅で降りると、向かいのホームで苫小牧行き列車が待っているはずです…」と教えてくれた



あと3分で出る快速エアポート。改札を抜け、走ってエスカレータを昇り、列車に滑り込んだ



混み混みで座れなかったものの、まもなく北広島駅

降車すると本当に列車が待っていて、時刻表を繰ってくれた女性駅員さんのプロ具合に感動した

そこからは苫小牧まで座って移動、苫小牧駅から登別駅へ。

4人がけ向かい合わせの席で、外の写真を写したりしながらのんびり移動。



全行程、2時間ちょっとで登別駅に到着した。登別駅は結構かわいらしくて木彫りの熊が居たり、

剥製の熊が居たり、鬼が居たり、顔ハメがあったり、ラジバンダリ。

一応、証拠写真

 

 

駅のすぐそばにあるマリンパークニクスへ行こうと思っていた姉が、よそ見をしているうちに

母の手には、駅に置かれていた「日帰り入浴が出来る宿一覧」のビラが。

そして目の前の掲示板には“道南バス 登別駅〜登別温泉 往復券600円”と書いて貼ってある。

温泉まで片道300円の距離(片道切符だと330円)これは行かない手はない

駅窓口でバスチケットが買えるようなので、迷わず3人分購入。

駅を出ると「あんたたち早く乗りなさいよ」という感じで温泉行きバスが待っていた。

15分程度で温泉地に到着、バスの中は謎の登別音頭が流れ、なんとなく町内会の集まりみたいな雰囲気だ。
運転手の勧めで終点のバスターミナルまで乗って行き、復路のチケットを交換した後、お目当ての温泉旅館
「花鐘亭 はなや」へ。 http://www.kashoutei-hanaya.co.jp/

日帰り入湯料は800円。内風呂、露天風呂各一つずつの小さな温泉だけど、新しいのにとても落ち着いていて
きれいで、泊まりたい宿である。客室も20室程度でゆっくり出来そうだし、料理も美味しそうだ。
日帰り入浴のお客さんは、私達の他には2人だけ。「隠れ家的だね」と貸し切り状態で硫黄泉を楽しんだ

温泉から上がると、今週温泉ツアーを実施して初めての異常な湯上がり発汗。
湯も熱くなかったし、長時間入っていた訳でもないのに、頭から汗が流れ、背中が夏場のオジさんみたいになる
「やっぱ、本場の温泉は全然違うね」定山渓・小金湯・スーパー銭湯を毎日巡った母の正直な感想だ

着替えて間もなく、旅館前に駅行きのバスが旅館前のバス停に到着。時間のロス無く、登別駅へ。

「登別くんだりまで、温泉に入りにだけ来るとは思わなかったよ」と往路の列車の中で姉は笑った。
苫小牧駅手稲行きに乗り換え、南千歳で降車。姉がアウトレットショッピングモールに寄るというので
ぶらぶら散歩、母とおそろい色違いのセーターを買い、タリーズでパンプキンデニッシュを買い、私はモンブランラテ
母は抹茶オレ、姉はミルクティーでまったり。

札幌着は午後6時。父の車で迎えに来てもらい、出勤だった相方と途中で合流。回転寿司屋へGO!

地獄谷の地で、天国みたいな一日だ。